# 1対1の関係を作成する 1対1の関係を使用し、まだデータベースモデルにない情報を追加して既存のエンティティを拡張できます。 よくあるのは、エンティティにアトリビュートを追加して拡張したいのに追加できない場合です。 これは、別のモジュールから参照されているエンティティを使用していて、参照されているモジュールではさらにアトリビュートを追加する意味がない場合によく起こります。 その場合、追加の情報を保存するためにモジュールにエンティティを1つ作成します。 既存のエンティティに1対1の関係を作成するには、以下の手順を実行します。 1. [エンティティを作成します](https://success.outsystems.com/ja-jp/documentation/11/building_apps/data_management/data_modeling/create_an_entity_to_persist_data/)。 2. `Id`アトリビュートを変更し、拡張するエンティティの識別子にします。 3. アトリビュートを追加します。 ## 例 GoOutWebアプリケーションでは、レストランやホテルのような場所の評価やレビューができます。 このアプリケーションは、Eメール、電話番号、Twitterアカウントといったいくつかのエンドユーザー情報を保存します。 エンドユーザーを保存するのに`User`システムエンティティを使用しているため、アトリビュートを追加することはできません。ユーザーに関する詳細な情報を保存するために、追加のエンティティを作成する必要があります。そのためには、以下の手順を実行します。 1. [Data]タブで、GoOutWebDataModelエンティティ図を開きます。 2. ない場合は、`User`システムエンティティを[Data]タブから図にドラッグします。 3. 図キャンバスを右クリックして[Add Entity]を選択します。 4. 「`Profile`」という名前を付けます。 5. `Id`アトリビュートを「`UserId`」という名前に変更します。 OutSystemsは、与えられた名前に基づいてデータ型を`User Identifier`に設定します。このデータ型は`User`エンティティの識別子であるため、OutSystemsは、作成された`Profile`エンティティと`User`エンティティとの間に接続を作成します。 6. 以下のアトリビュートを`Profile`エンティティに追加します。 - `Twitter`、Text型 - `Facebook`、Text型 - `Photo`、Binary Data型 ![GoOutWebアプリケーションのデータモデルでUserエンティティとProfileエンティティの間の1対1の関係を作成する方法を示す図](https://success.outsystems.com/TK_Resource/2a1dcdb6-1a29-4839-a394-e91f06187748 "One-to-One Relationship Diagram") その結果、`Profile`エンティティによって`User`エンティティが拡張されます。`Profile`レコードが作成されるたびに、その識別子は、必ずそれが属する`User`レコード識別子の値になります。