# データを保持するためのエンティティを作成する OutSystemsでは、データベーステーブルはエンティティであり、テーブルの列はEntityアトリビュートです。 エンティティを作成するには、以下の手順を実行します。 1. [Data]タブで、デフォルトで作成されるエンティティ図をダブルクリックします。 2. キャンバスのどこかを右クリックし、[ **Add Entity to Database** ]を選択します。デフォルトでは「Entity1」という名前になりますが、変更できます。 3. [ **Entities** ]ツリーを展開し、エンティティにエンティティ識別子(主キー)として作成されたIdアトリビュートがあることを確認します。 4. エンティティやその他のアトリビュートを右クリックして[ **Add Entity Attribute** ]を選択します。 5. 必要に応じて、エンティティを右クリックして[ **Edit Entity** ]を選択し、インデックスを追加できます。 別の方法として、[Data]タブでエンティティを作成することもできます。 - Entitiesフォルダを右クリックし、[Add Entity]を選択します。 これは手っ取り早い方法ですが、エンティティに関して利用できる情報は少ないです。 - Entitiesフォルダを右クリックし、[Import New Entities from Excel...]を選択します。 エンティティを作成してそのデータをブートストラップすると便利です。 モバイルアプリケーションでは、エンティティを作成してデバイスのローカルストレージに情報を保存できます。 これは、エンドユーザーがオフラインのときにアプリケーションを使用する必要があるときによくあります。 ## 例 レストランなどの様々な場所についてのレビューを読んだり書き込んだりすることができる、Go Outというアプリケーションがあります。 これらの場所に関する情報を保存するテーブルの作成方法を確認していきます。 1. [Data]タブの[Entity Diagrams]で、`GoOutDataModel`図を開きます。 2. 右クリックして[Add Entity to Database]を選択します。 3. エンティティの名前を「`Place`」に設定します。OutSystemsは、データ型が`Long Integer`である`Id`アトリビュートを作成してAutoNumberを設定します。 4. アトリビュートを作成するには、エンティティを選択した状態で、右ボタンをクリックして[Add Entity Attribute]で他のアトリビュートを追加します。 ![PlaceエンティティのAdd Entity Attributeオプションを示すOutSystemsのコンテキストメニュー](https://success.outsystems.com/TK_Resource/50612a01-663c-4ccb-8497-f98ae98afbc1 "OutSystems Entity Editor") 1. `Name`アトリビュートを作成します。デフォルトでは、データ型は`Text`、長さは`50`に設定されています。長さを`100`に変更します。 2. Is Mandatoryプロパティを[`Yes`]に設定し、アトリビュートを必須にします。 3. `Address`アトリビュートを、長さ200文字のText型の必須アトリビュートとして作成します。 4. `PhoneNumber`アトリビュートを作成します。アトリビュートのデータ型は`Phone Number`に変わります。このアトリビュートはオプションのままにしておきます。 5. オプションのDecimalアトリビュートとして、`Latitude`および`Longitude`アトリビュートを作成します。デフォルトの長さ(37)および小数(8)を使用して、データベースに保存される数の精度を定義します。 5. アプリケーションをパブリッシュします。 アプリケーションをパブリッシュすると、OutSystemsは、Placeエンティティに対応するデータベーステーブルを作成します。